【楽屋裏其の壱】



舞台裏。


スタッフ
「はいカーット! お疲れ様でーす」
敦盛
「ふぅ……(心底憔悴)」
望美
「お疲れ様でーす。敦盛さん、一話撮り終えましたね。良かったですよ」
敦盛
「いや、私よりも神子の演技の方が素晴らしかった。ありがとう」
惟盛
「何故私が寄りにもよって敦盛の母親になどならなければならないのです。汚らわし……ぐはっ!」(肘鉄を食らった)
望美
「もー惟盛ピッタリすぎ〜。さっすが敦盛さんの親戚ですね☆」
ヒノエ
「お疲れ姫君」(By17歳)
望美
「うおっ! ヒノエくん大きくなったの!? 小さい方が可愛かったのに……チッ」
九郎
「お前な……舌打ちするならせめて心の中だけに留めておけ」
弁慶
「では、僕ももう少し15歳のままでいましょうか」
望美
「弁慶さんはあんまり変わってないような……?(ちょっと若いけど纏ってる腹黒の雰囲気変わってないし)」
弁慶
「望美さん、何か言いました?(微笑)」
望美
「いえ(ほらぁ!!)」
???
「こないなところで突っ立ってたら邪魔じゃボケェ!! さっさとどかんかいわっぱども!」
景時
「あ、す、すみません今退きますから! みんな、ほらこんなところで立ち話してたら邪魔だよ。どこか別の場所に移動しよう」
???
「ふんっ、せやけどまぁ……演技の方は悪くなかったで。まだ伸びるやろ姉ちゃん、精進せぇ」
望美
「………はいっ! 有難うございました!」
(???が去ったのを見て)
望美
「ホントかっこいいよねぇ、ポンタさん! やっぱ男はああいう人じゃないと! 超憧れ! 可愛いし!」
男共
「(ハッ!? どこが!!??)」
望美
「二話も頑張ろう〜っと。ポンタさんにビシバシ鍛えてもらわなくっちゃね!」
男共
「(俺たちまた次もシメられるのか……!)」


 【楽屋裏其の壱】 了 



    20060628  七夜月


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