【楽屋裏其の弐】



舞台裏。


スタッフ
「はいカーット! OKOK、将臣くん下がっていいよ」
将臣
「ういーっす、にしても、ワイシャツにネクタイってあちぃな」
敦盛
「迫真の演技だったな、将臣殿。私も実際何か見透かされているようで、演技とは言え落ち着かなかった」
望美
「あれだよねー、将臣くんは還内府の時に培った眼力が効いてるよね!」
将臣
「んーまぁ、そうだな。……って、おい!」
九郎
「お前たち、弁当が配られているぞ。さっさと自分の分をとれ。午後もまた撮影が控えてるんだからな」
弁慶
「撮影…第三話と一話の予告編ですね。大々的に広告するらしいですから、力を入れないといけませんよ」
ヒノエ
「またオレは小さくなるのか? 面倒だな」(by17歳)
弁慶
「このシリーズでは常に君は小さいんですから諦めましょうよ」
ヒノエ
「アンタの女装もこのシリーズが好評ならまた見る機会があるかもしれないらしいから、諦めた方がいいぜ」(にやり)
弁慶
「ご忠告、痛み入りますよ」(にっこり)

「それにしても、兄上もう出番無いみたいですね」
景時
「そうなんだよ〜出てきて二話目でいなくなっちゃうんだよね〜悲しいな〜」

「兄上の分まで私が責任持って出演しますから、ご心配なく」(微笑)
望美
「(朔ものすごく嬉しそうだなぁ)監督に頼んでみたらどうですか? 病院でのシーンを追加して欲しいって」
将臣
「それを頼むのは監督というよりも脚本家だろが」
ポンタ
「くだらん話してねぇでさっさとメシ喰わんかいわっぱども!! 時間が大事だって何度いやぁ解るんじゃアホ!!」
望美
「あ、ポンタさん!もう撮りはお仕舞いですか?」
ポンタ
「ワシの出番は終りじゃけん、今日はわっぱどもよりも先に上がりよるさかい、残りの撮りも気合入れなアカンで」
男共
「(なんか口調が一話のときより変わってるんですけどッ……!! しかも色々混ざってる!)」
望美
「勿論です!! さ、皆ご飯食べて頑張ろうね!!」
男共
「(時折こいつ{神子・君etc}の感性が解らない……)」


 【楽屋裏其の弐】 了 



    20060701  七夜月


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