【楽屋裏其の参】



舞台裏。


スタッフ
「はーい、OK! 敦盛くんだいぶ慣れてきたみたいだね〜すごくいい感じだったよ!」
敦盛
「ありがとうございます」(はにかみ)
将臣
「ああ、なかなかやるじゃん。実際に熱出してるみたいに顔赤かったしな」
敦盛
「神子の勧めで撮影前にサウナというものに入ってきたが、効を奏したようだ」
望美
「ほんっと、すっごくいい感じでした! 最後なんか特に将臣くんって獣に襲われるいたいけでカワイソウな少年みたいな感じで!!」
将臣
「待て待て待て待て!!!!」
九郎
「なんにせよ、無事に終ったんだから良しとしよう。次は4話だな。」
将臣
「流すな!」

「怒涛の展開になってきたわね。望美もすごくやる気があるようだし」
経正
「ええ、私も正直『嘘だッ!』の場面では恐怖してしまいましたよ。白龍の神子の威厳でしょうか」
将臣
「いや、明らかにコイツ楽しんでるから。怒らすと怖いぜー」
望美
「将臣くん?」(にっこり)
敦盛
「兄上は友情出演ですか?」
経正
「そうなんだ、神子殿が推薦してくださったようで、今回お前の父上役として出ることが出来たんだよ」
ヒノエ
「代わりに今回オレら出番皆無だったよなー」(by17歳)
弁慶
「仕方ありませんよ。今回は望美さんと敦盛くんに視点が絞られているんですから」
景時
「今回出番が無かった人がもう一人いるよ〜」

「あら、兄上そこでなにをなさってるの? 部外者は立ち入り禁止のはずですけど?」
景時
「(がーん)そ、それはそうなんだけど一応俺もキャスティングされてるんだし……って、違う違う。俺じゃないよ」
ヒノエ
「ああ、いたな。いつものきぐるみ野郎が」
弁慶
「中には誰が入ってるんでしょうね」
ポンタ
「あぁん? 何サボってやがるんだわっぱども。わいがおらんのがそないに不満か?あぁ?」
男共
「…………………ッ!!!!!」
望美
「きゃー! ポンタさんお久しぶりですぅ〜、ここんところ別撮りだったから会えなくて寂しかったんですよぉ!」
ポンタ
「随分可愛いこと言うてくれるやないか姉ちゃん。せやけど、今回の演技は良くても次回どうなるかわからんさいかい、気を抜いたりせんでしっかり演りぃ!」
望美
「勿論です!!」

「あの、ポンタさん。サインを貰ってもいいかしら?」
男共
「(ええっ!?朔[殿]までッ!?)」


 【楽屋裏其の参】 了 



    20060706  七夜月


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