白龍の神子 日本語講座

番外編 "テレビ"


神子の性格壊滅的ですので、十分ご注意ください。


 本日はこっそりキャラクターの日常生活(現代編)をテレビの前にて見てみましょう。


AM7:30〜
望美「のわぁぁあああ! ○○レンジャーが始まる時間じゃない! 早く将臣くんち行って白龍と一緒に見なきゃ……!!」
 そして迷惑にも朝っぱらから有川家のインターホンを鳴らしまくる白龍の神子(17歳)

AM9:30〜
景時「あ、そろそろ『答えてちょ〜○い!』の始まる時間だね〜。将臣くんのお母さんと見てるうちにはまっちゃったんだよねぇ。今日は確か姑VS嫁だったっけ。どんな戦いがあるのか、戦奉行としてじっくりと勉強しなきゃ」
 そして洗濯物を干し終わりそのままルンルン気分でテレビの前に将臣母と座る景時(27歳)

PM0:00〜
譲  「あ、そろそろQP三分クッキングの時間か……今日の夜ご飯も決まってないし、これにしようかな」
将臣「おっ、いいじゃんいいじゃん。俺今日バイトだから残しとけよー」
譲  「わかったよ」
 料理の鉄人なので、メモをばっちり用意しながら(メモる時は速記で)正座でテレビの前に座る譲(16歳♂)

PM1:00〜
朔  「望美、『昼どら』が始まるわよ」
望美「はーい。弁慶さんとヒノエくんは?」
朔  「もうとっくに来ているわよ」
弁慶「今日はどうなるのか、ヒノエ的見解はどうですか?」
ヒノ 「こっちの『昼どら』はオレにもちょっと想像つかないね。アンタこそどうなんだよ」
弁慶「ふふっ、僕ならこうすると思いますけど……でもこの『昼どら』は僕の理解の範疇を超えますからね、どうなるかさっぱりですよ」
 熊野組(マイナス一人)を唸らせるほどの効果を持つ昼ドラを見るため座り込む八葉二人+神子グループ。
 余談だが、この昼ドラを武器として翌日主婦の輪に加わる軍師殿の姿が見受けられた。
弁慶「主婦のお話を聞くのも策士として重要な責務ですから(微笑)」

PM2:00〜
リズ「うむ、そろそろ『わいどしょー』が始まるな……この世界のことを知るためには何より欠かせないものだ」
 リズヴァーン(34歳)は鼻歌で洗濯物を畳む景時を手伝いながら、テレビの前に毎日真剣に座っている。(そして景時の鼻歌は煩いので真剣に見ろと怒る)
 ちなみに、そんなリズヴァーンの一番得意な時事は芸能スキャンダル関係だったりする。

PM5:00〜
白龍「九郎、そろそろ『おかあさんといっしょ』の体操の時間だよ」
九郎「そうか、もうそんな時間か……おい、敦盛そろそろ時間だぞ」
敦盛「わかった、今行こう」
九郎「望美がこの体操というものは何よりも鍛錬になるといっていたからな。二人とも、手を抜くんじゃないぞ」
白龍&敦盛「分かった・分かっている」
 そして体操のお兄さんと一緒に黙々と踊る九郎(22歳)と敦盛(19歳)と白龍(年齢不詳)←でも身体は大きい。

PM6:30〜
望美「敦盛さんの元ネタになったムシ○ングが始まる時間じゃない!もーテレビつけなきゃ!」
 白龍をも巻き込んでアニメを見る華の女子高生の白龍の神子(しつこいようだが17歳)

PM7:00〜
弁慶「ああ、そろそろIQサ○リの時間ですね。望美さんの大好きな『くいず番組』でしたか」
望美「そうですよ。さぁ、皆でサプリな脳内運動頑張りましょう!」
譲  「先輩、IQサ○リはさすがに難易度が高すぎるんじゃないですか……?」
 バイトにいっている一人を抜かした八葉が茶の間に集まりIQサ○リを見る。(ほぼ半分が20歳以上)

PM8:00〜
望美「敦盛さん、敦盛さんの大好きな動物奇○天外ですよ!」
敦盛「そうか、では九郎殿も呼ばねば」
九郎「俺ならばここにいる。今日の動物は何だろうか。望美『しぃえむ』とやらはやってなかったか?」
敦盛「九郎殿、『しぃえむ』ならば、先ほど私は見た。どうやら『はむすたぁ』という小さな動物が出るらしい」
 何故か動物番組を心待ちにしている大の大人二人。九郎、敦盛共に見る気満々である。

PM9:00〜
望美「わっ!大変!! そろそろサスペンスの始まる時間だ! 今日は船越さんが出るから見逃せないんだよね」
知盛「何を言っている。この時間からは『どらま』の時間だろう? くっ……神子は月9枠の面白さを知らないようだな」
銀  「『さすぺんす』モノもなかなか面白いものですね。私も毎回神子様と見るのが楽しみで仕方ありません」
望美「おおぅ!ミステリーの女王片平さんも出てる! これはますます見逃せないわ。知盛、悪いけど別のところで見て」
 意見が二つに分かれる平兄弟+神子。しかも何故知盛が月9なんて単語を知っているのか不思議でたまらない。
 *船越さん=サスペンスものに良く出ている俳優さんの名前。片平さんも然り。

PM10:00〜
将臣「ただいま〜。おーい、譲。俺のメシはまだ残ってるか?」
譲  「お帰り兄さん。ちゃんと言われたとおりに残してあるよ」
将臣「他の奴らは?」
譲  「水10見てるよ……まったく日付がバラバラだな、コレは」
将臣「いんじゃねーの。どうせ最初から期待なんざしてねぇだろうよ」
八葉+α「あっはっはははは〜!!」
将臣「あいつら、人生楽しそうだよなぁ(しみじみ)」
 お笑い番組なんか見るのだろうかとか思っている人がいるでしょう。実は見るんです。神様ですら。


 といった具合に、八葉(+α)たちはとてもテレビを活用しています。
 面白い日本語自体、テレビから学ぶ人も多いようです。好奇心旺盛はとても素晴らしいことですが、ただテレビからは一メートルは離れてみるようにしましょう。
 以上、閑話休題でした。 



節分(2007) 遙かなる時空の中で TOP